オランダ

■アムステルダム
■ユトレヒト
■ロッテルダム


アムステルダム

■序
■ゴッホ美術館
■アンネフランクの家
■ハイネケン エクスペリエンス
■現代建築めぐり
■飾り窓
■運河、はね橋
■キューケンホフ公園
■宿泊
■食事
■旅の費用

 

オランダのイメージと言えば、元々はチューリップ、風車、木靴にミッフィー。色に例えるとオレンジで、国全体が穏やかでかわいらしさのあるのどかな所と思っていた。ところが大学時代にアムステルダムに行った人から聞いたのが、それをくつがえす衝撃的な話だった。「一部の麻薬関係(大麻やきのこ)が合法で、コーヒーショップと書いてある所は大麻を吸う所。」「運河で船に乗っていたら風俗の女の人達が手招きをしてくる。」「店中で親し気に近付いてきた人に飲物を勧められて、飲んだら睡眠薬が入っていて気付いたら身ぐるみはがされて路上で寝ていた。」「しかしユニークで現代建物も面白く、お勧めの場所。」…
そんな話が頭の中にずっと残っていて、恐さもあるが、思いきって行ってみる事にした。

空港から電車でアムステルダム中央駅に着く。この駅を意識して今の東京駅が出来たそうだ。そういえば似ている。

 

アムステルダムは運河があちこちに流れ、家の表側の上部が三角やぎざぎざの形をしていて細長いおもちゃの家みたい。 てっぺんに出っ張った釣り金は引越等で荷物を出し入れするのに間口が狭いため釣り上げて窓から中に入れていくらしい。




中心部はほとんど歩いてみる事ができる。運河はボートで街中をめぐれて楽しそうだが昼間見ると濁った色をしている。 移民の人達も多く、アジア系の雰囲気もある。なんとなくほこりっぽく綺麗とはいい難いのが始めの印象だった。

 

 

ゴッホ美術館

オランダといえば画家のファン・ゴッホ。作品約200点が展示されている。ゴッホを始め印象派の画家達が影響を受けたと言われる日本の浮世絵も展示されている。

 

アンネフランクの家

フランクフルトから逃げ、父親の経営する工場の上階を隠れ家としていたアンネの家族達の実在の建物を一部改装して公開している。 建物の倉庫で働く人達は隠れ家について知らなかったため、昼間は存在を気付かれないように足音や話声、 水道を流す音さえ気をつかいながら過ごしていた緊迫感やその生活の日々を間のあたりにした。 各部屋にアンネが綴った日記の言葉が掲げられている。日本語の案内もある。

 

ハイネケン エクスペリエンス

オランダのビール、ハイネケン。醸造所の建物を改装して、ハイネケンビールにまつわる製造過程の展示や楽しいアトラクション、 ビールバー等があり、入場券には3杯まで飲める試飲券やビールグラスのおみやげ券がついていて、かなり楽しめる。 そこで自分のビデオメールを撮りその場で知人に送る事が出来るコーナーもあった。送りたい人々のメールアドレスを控えておけば良かったと思った。

 

現代建築めぐり



オランダの今どきの建物はかなりユニーク。立体的にでこぼこがあったり色も多彩に使われているが、けばだたしくならず、 どこかかわいさがあってニヤッとしてしまうものが多い。アムステルダムの新しい埋め立て地であるニュータウンもそんな感じ。 カフェや店などのない新団地街で、人の気配が少なくさみしい感じもしたが、いろんな種類の連続1戸建て住宅群、玄関へ入るはしご階段、運河へ開いた家の裏、赤い橋、 マンションポストの受け口のデザイン等が面白い。。


 

アムステルダムの中心からトラムで30分以上離れた住宅地へいく。緑の茂る小さな運河の流れる所。 にオランダの建築事務所MVRDVの設計した高齢者の為の集合住宅(100WOZOCO´S)がある。 高さの制限の関係でいくつかの住戸を横に飛び出させるというアイデアで出来たもの。 最大が11メートルも壁から飛び出ていてかなり迫力がある。面白い建物の情報は街のインフォメーションセンター(VVV)か もっと詳しくは建築情報センター「ARCAM」で聞くと教えてくれる。又そこでは建築マップが売っている。


 

飾り窓

アムスでは1つ道を踏みいれると、急に雰囲気の変わる場所がある。建物の扉が全面硝子になっていて、上にピンクのネオンが光る。 中にショーケースのように女の人が下着姿で立っている。隣もその隣も、と続く風俗地帯。オランダでは伝統である。今や観光地化していて人がにぎわう。 それでも治安がいいわけでないので一人で夜で歩かない方が良いようです。写真撮影も禁止。

 

運河、はね橋

市庁舎やユダヤ歴史博物館のあるあたりをもう少し南の方角へ行くと、大小のはね橋がある(船が通ると踏み切りのように上がる橋)。 夜それがライトアップされる。日本のレインボーブリッジのような巨大なのでなく、それに比べると、小さい川にかかる橋の光はほのかで優しい。 暗くなり始めてすぐがきれい。昼間濁った 運河、川も夜は街のあかりを映して静かに輝いた表情に変わる。

 

キューケンホフ公園 

チューリップの花の咲く3月〜5月頃にかけて開園している、巨大な公園。ピンク、オレンジいろんな色のチューリップが咲いている。 アムスから電車で行く事もできるが、インフォメーションセンターでバス、券の申し込みが出来る。


 

宿泊

□ユースホステル
街中にはホステル系が他にもあるらしいが、私の泊ったのは、ユースホステル協会のStadhuis。ミックス部屋になる事もあるが、たいがい女性部屋に案内される。 部屋の前廊下に専用の鍵付のロッカーがあって20人ベッド、16人ベッドといった広くて清潔な部屋。部屋のカードキーもあって安心。シャワー、トイレ室も広いので使いやすい。 受付では主要な美術館などの割引購入が出来る。写真はユースのベッド窓からみた夜景。

 

食事

ヨーロッパではたいがい安めの中華屋さんがあって困った時、味は間違いないので助かる。ちょっとさみしいがファーストフードの店もある。 自炊をするならホステルから駅に向かって歩くと安い中国系のミニスーパーもあり、変わったラーメンなども売っている。 市庁舎の近くに大きいスーパーもあった。駅にある自動販売機のコロッケも安い。
1度くらいはオランダ料理というものを食べたい。 よくわからないまま、それらしいレストランへ行く。しっかりした味付けだが食べやすい。キャベツの酢の物の様なものが料理の添えとして良く出されるようだ。

□番外編/インターネットカフェ
駅のすぐ前のDamrak通りと、中心から市立劇場へいくまでのLeidesestt通り(こちらはうろ覚えですが)に EASY ENTERNET CAFEがあった。

 

旅の費用


滞在5泊6日 2004年5月現在

1日目)単位:ユーロ
空港から中央駅電車3.1
バーガーキング3.8
マクドナルド5.8
ホステル宿泊代20

32.7
2日目)
ホステル宿泊代20
ゴッホ美術館
葉書
昼食(屋台)4.5
ネットカフェ1.4
アンネの家7.5
ジュース2.0
夕食(オランダレストラン)20

65.4
3日目)
ホステル宿泊代20
ハイネケンエキスペリエンス7.5
写真展4.0
キューケンホフツアー申込33
夕食(中華)12

76.5
4日目(昼までキューケンホフへ)
ホステル宿泊代20
ワッフル
乗物回数券(ストリッペンカルト)6.5
トイレ0.5
コロッケ(駅自販機)1.5
2.0

32.5
5日目
ホステル宿泊代20
ラーメン(スーパー自炊)1.5
夕食(スーパー自炊)3.2

24.7

ユトレヒト

オランダの建築家リートフェルトが1924年に建てた家、リートフェルト・シュレーダー邸を見にユトレヒトへ行った。 ガイドツアーのみの見学が可能で、要予約。インフォメーションセンターでも予約してくれる。

 

ロッテルダム

ロッテルダムはオランダ第2の都市。ヨーロッパの海の玄関口とも言われる。戦争時代町が破壊され近代建物で再建したためオランダの中でも近代化した町並を持つ。 そしてサッカーのフェイエノールトのスタジアムがある。




  現代建築も盛んで、建築家協会、クンストハル、自然史博物館、ハグスクール等がある。